【文系ますか？リサイクル】hot, like Mexico, rejoice

夏休みの宿題として読書感想文の課題が出されたので、カメオはタバスコを空にすることとなった。なぜ？

＊Q5 おっさんのオマージュです。

「げ〜っ　最悪。感想文審査の担当に当たっちゃったよ。」

カメオの妻、文子は学校教師だ。それも相当巨大な規模の学校で、さらにいうと作文指導に力を入れている。
毎年、全国コンテストで入賞者を出すほどの実力校だ。

感想文の審査担当教員ともなれば、全校生徒の作品を精査し、外部団体に推薦する作品を選定しなければならない。
複数の担当教員の意見をすり合わせるため、１週間にわたり深夜前行われる。
場合によっては、若干手を入れて、該当生徒に修正を命じる。
もちろんそれに加え、通常の授業の準備などの業務もしなければいけない。

「ごめん…１週間ほど遅くなるから、料理とか作れないわ。適当に食べてて。私はなんか買って学校で食べて帰る。」

「あーいいよ、気にしないで。」

カメオは、料理上手な文子の料理が大好きだ。

でもたまには、目一杯ジャンクフードを食べたい時だってある。

よし、この１週間毎日ピザを取ってやる。大好きなタバスコを死ぬほどかけて。

そして、カメオは、この１週間で、タバスコ１瓶を開けてしまったという。