ずっと会いたかった仲間たちが集まると聞いて、喜び勇んで出かけて行った沙希。
沙希は、自分以外の仲間がみんな背が高いのを見て、少し寂しく思った。
沙希は特段背の低いことにコンプレックスを感じていたわけではないのだが、なぜだろうか?
*オフ会記念問題です。
昨日皆さまとお別れしてから、駅まで足早に歩きながら思いついた問題です。
転載元: 「cheers to the wish you were here」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7389
自分以外は、生きて大人になったから。
「小学校のクラス会しようぜ」
「いいね〜〜!」
(そうなんだ…)
沙希は小学校3年の時のクラスメート、将一と和人が話しているのをたまたま耳に挟んだ。
みんなもう22歳になっている。
沙希は事故で命を落とした、10歳の時のままだ。
でも、せっかくだもの、こっそり覗きに行くのもいいだろう。
会場に喜び勇んで乗り込んだ。
将一くんも和人くんも、背伸びたな〜。
まあ大人だもん、当然か。
泣き虫だった美紅ちゃんもヒールとか履いて、すらっとしてるな。
私より背が低かったつかさちゃんも大きくなってるし。
憧れだった健くんは、やっぱり背が高くて、かっこいい…私見る目あったよな。
…いちばんの仲良しだったエリと一緒になったんだ…エリも160cmぐらいあるのかな…綺麗…私も、こんなふうに、なれていたのかな…
霊の沙希にはもう泣く涙も無いはずなのに、涙がこぼれた気がした。
エリ「沙希も来てくれてるといいな。」
県「あいつ、寂しがりやだから、きっと来てるんじゃないかな。」
エリ「じゃあ、沙希のために乾杯しよっ!」
(エリ、思い出してくれてありがとう。私はずっとみんなと一緒にいるよ。)
inspired by: maroon 5 “Memories”