プレゼントに、両親から最新の目覚まし付き電波時計を買ってもらった小学生のカメオ君。
弟のカメジ君からのうらめしそうな眼差しに、渾身のドヤ顔。
次の日はいつも通り学校だったので、きちんと目覚ましを7時にセットして就寝した。
翌朝、カメオ君は目覚ましの鳴る時刻の30分ほど前に目が覚めてしまい、時計を見て二度寝。
その15分後にまた目が覚めて時計を見たのだが、
この時自らの遅刻を確信し、泣きながら学校へと飛び出して行ってしまった。
何が起こったのだろうか?状況を説明してください。
転載元: 「正確に不正確な電波時計」 作者: かもだす (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/733
小学生のカメオ君は、両親から [アナログ式] 目覚まし付き電波時計を買ってもらった。
それをやっかみ半分の眼差しで見つめていた、弟のカメジ君。
こっそりとカメオ君の部屋に忍び込むと、
電波時計の[長針を短針より短くなるように折りとってしまった]!
これにより長針と短針の役割が逆になり、電波時計は正しい時刻をほぼ指さなくなった。
0:00 AM 思わず夜更かししてしまったカメオ君は、自分の部屋へ。
7時に目覚ましをセットして、うきうきしながら眠りについた。
6:32 AM やっぱりちょっと興奮していたのか、早起きして電波時計を確認。
0:00も6:32も[ 短針と長針がほぼ重なる時刻 ]だったので、
不幸にもカメオ君は電波時計の異変に気がつかずに二度寝してしまった。
その15分後、折り取られた元長針こと『短針』は3時間分(90度)進み…、
6:47 AM カメオ君が電波時計を見ると、なんと『9時34分』を指している!!
「ち、遅刻だ〜Σ(;◎⌓◎)! なんで鳴らないの?なんで誰も起こしてくれないの??」
枕元のランドセルをひったくると、 カメオ君は泣きながら小学校へと飛び出して行ってしまったのであった。