「サプラーイズ!誕生日おめでとう!」
今日はカメオの誕生日。
彼女であるウミコの家から自宅に帰り、玄関を開けたカメオは、友達のウミオたちにサプライズで誕生日を祝われた。
みんな今日は家で過ごすと言っていたのに、こっそりこんなことを画策していたとは。
だが、その様子を見たカメオは玄関の扉を閉めると、なぜかまたウミコの家に戻ってしまったという。
一体どうして?
転載元: 「サプライズ」 作者: ドナ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7297
<要約>
ウミコの死体のそばに書いた「ウミオ」というダイイングメッセージを消すため。
ウミコの家で、ウミコを殺した後、アリバイのないはずのウミオの名前をダイイングメッセージとして残していた。
しかし、サプライズのための準備でウミオにはその時刻のアリバイがあり、犯人にできないことが分かったので、消しに戻ったのだった。
<ストーリー>
カメオとウミコは恋人同士。
しかし、最近少し様子がおかしかった。親友のウミオとウミコがよく話していたり、コソコソ2人で会っていたりしていたのだ。彼女に話しかけても、何かを隠すような、よそよそしさが見えていた。
不安な気持ちのまま、カメオは誕生日を迎えた。
ウミコに呼ばれ、ウミコの家に行ったカメオだったが、誕生日を忘れたのか、全くその話が出てこないのだ。
そして、トイレに行ったウミコがこっそりウミオと電話している姿を見て確信した。
二股をかけられていたのだと。
怒ったカメオは、ウミオに渡すぐらいならと、ウミコを殺し、ウミオを犯人に仕立て上げるため、偽のダイイングメッセージを残した。
全てを終え、カメオが家に着くと、ウミオによってサプライズの誕生日を祝われた。
そして、ウミオはこう呟いた。
「あれ?ウミコちゃんは?一緒に来る段取りだったんだけど」
それを聞き、カメオは全てを理解した。
カメコとウミオが仲良かったのは、この日のための準備だったのだ。
自分の勘違いと愚かさに気づいたカメオは、罪を認め自首をしようとし………なかった。
その時、カメオの脳内にはダイイングメッセージ書いちゃったよー!どうしよー!という保身の気持ちしかなかった。
誰かに見つかる前に、ダイイングメッセージを消すため、急いでカメコの家に戻るのだった。