【ことわざますか？オマージュ】エジプシャンマウに小判

「『猫に小判』じゃないとダメなんですか！？」
「ダメです。」
「『猫に大判』でもいいと思うんですけど！」
「ダメです。」
「何でですか！？」
「何でそんなことを聞くんですか？」

なんで？

＊Q2 ノーキンさんのオマージュです。

大判焼きを売りにした猫耳和風喫茶の名前を「猫に大判」にしようと思ったから。

ルゥルアはエジプトからの留学生。
学園祭では、クラスで和風喫茶をやる予定だ。

ルゥルア「猫山先生、授業では『猫に小判』って習いましたが、どうしても小判じゃなきゃダメですか？」
猫山先生「ダメです。」
ルゥルア「『猫に大判』だとダメなんですか？」
猫山先生「ダメです。そんな言葉はありません。」
ルゥルア「なんでですか？」
猫山先生「なんでそんなこと聞くんですか？　ちゃんとした日本語を覚えて帰った方がいいわよ。」
ルゥルア「でも、クラスでお店の名前を『猫に大判』にしよう、って話になったんですけど。」
猫山先生「まさか、クラスで出すのは…」
ルゥルア「はい、大判焼きです。」
猫山先生「そしてみんなもしかして…」
ルゥルア「はい、猫耳をつけます。」

〜学園祭当日〜
２年３組の「猫耳和風喫茶：猫に大判」は大賑わい。
ルゥルアの発案で採用されたメニュー「レンズ豆とひよこ豆のフムス風ペースト入り大判焼き」も大層人気だったとか。