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【夢ますか?オマージュ】播州花屋敷伝説🥀

[ウミガメのスープ]

播州がへめじ藩、へめじ城にて女中として働く「お歩絵(ぽえ)」という女がいた。 お歩絵はその夢見がちなところを城主に気に入られ寵愛を得たが、それも最初のうちだけ、だんだんと飽いて城主はお歩絵を疎ましく感じるようになった。そのうち、城主はお歩絵を遠ざけ始めたが、未練を断ちきれないお歩絵は、花まじないにふけるようになる。だが、彼女の想いとは裏腹に、まじないはいつも「嫌い」で終わってしまっていた。 悲しむお歩絵であったが、ある日城主の奥方が大事にしていた花をすべて摘んでしまったことから怒りを買い、折檻されたあげく、井戸に投げ込まれて死んだ。

お歩絵が死んでしばらくすると、奇妙な噂が流れ始めた。
夜な夜な井戸の奥底から嘆き悲しむ声が聞こえるのだという。それは死んだお歩絵の声で、「好き…嫌い…好き…嫌い……1枚足りない……」と呟く声であり、それを聞いたものはお歩絵の霊にとりつかれ死んでしまうというものだった。

以上は、世界遺産「へめじ城」の敷地内にある井戸、通称「お歩絵井戸」にまつわる怪談である。
しかし、実はお歩絵という女中などおらず、井戸に投げ入れられて殺されたものも存在しない。
いったいどうして、このような話が出回るようになったのだろうか?


No.4 セルフオマージュです


出題者:
出題時間: 2022年4月26日 22:28
解決時間: 2022年4月26日 22:56
© 2022 メラ 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【夢ますか?オマージュ】播州花屋敷伝説🥀」 作者: メラ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7258
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stamp 井戸は城外との秘密の連絡経路になっており、誰も近づくことがないよう、当時の城主らが噂を広めた


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy