死にそうになっている小鳥をなんとか助けたカメオ。
その様子を周囲の人は称賛したが、ウミオだけは、そのまま小鳥を見殺しにしてほしかったと思ったという。
一体どうして?
転載元: 「小鳥を助けるな」 作者: ドナ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7256
罪を犯したウミオは、ギロチン台に固定され、処刑人のカメオによって処刑されようとしていた。
いざ、カメオがギロチンの刃を落とした時、ウミオを固定している板の上に一羽の小鳥が留まっているのを発見した。
カメオは、慌ててロープを掴み、ギリギリのところで刃を止めることに成功し、小鳥は死なずに済むこととなった。
それを見た見物人はカメオを称賛したが、処刑を待つウミオにとってはたまったものではない。
首を落とされる寸前に、目の前で刃が止まったのだ。そしてまた、ギロチンの刃が上に上げられ、準備されようとしていた。
寸前まで迫っていた死の恐怖と、それを再度、味わわなければならない絶望から、小鳥なんていいからさっきので死なせてくれと嘆いたのだった。