「いい夢見るんだな、坊や」そう言って男は私に向かって拳銃を撃った。
バンッ!
ーーー次の日ーーー
もう終わりだと思ったが、私は無傷でピンピンしている。ついでに言うと男も同様だ。
一体何が起こったのだろう?
*Q8 ゴリオースさんのリサイクルです。
転載元: 「【夢ますか?リサイクル】La-lullaby, help me sleep tonight」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7216
エンタメ化した病院での、麻酔を撃つシーンの一例。
子供にとって病院とは怖いものだ。
入院や手術となれば尚更だ。
そこで、この「ラテラル・シンキング・ペディアトリック・ホスピタル(通称、LTPH)」では発想の転換を行った。
LTPHでは、入院時のインテークでは、必ず好きなアニメや童話、絵本、漫画、キャラクターなどを聞く。
今回の患者カメオくん(7歳)は、海賊もののアニメや童話が好きだという。
船内のような内装の病室。
船員風の衣装を着た看護師やスタッフのもとに現れたのは、白衣…ではなく、海賊風の衣装を身に纏った麻酔科医。
「ふふ…カメオよ、お前もここまでだな。」
「なんだと!撃てるものなら撃ってみろ!」
「一等航海士」から指示を受けた通りに殊勝な言葉で応じるカメオ。
それを合図に「一等航海士」が袖をめくり上げ、素早く消毒する。
「いい夢見るんだな、坊や。」
「海賊」は素早く拳銃に擬態した注射をカメオの腕に撃ち込んだ。
カメオはワクワクした表情のまま眠りについた。
目が覚めた時には、手術も終わり、健康な姿になっていたカメオ。
船室の外には、満足そうに覗き込む「海賊」の姿があった。
(mission complete…さて、次は611号室の「プリンセス」カメコちゃんか…王子様になって、跪いて指輪を差し出しながら注射する、のか…なかなかハードル高いなw)