逸美「私の顔を見たら誰もが私を求めてくれた。でも、私は顔じゃなくて、中身で選んでほしかったから中身を一生懸命磨いたの。」
美佳「…贅沢ね。私は見かけでも中身でも、選んでもらえなかったというのに。どれだけ辛い思いをしたと思っているのよ。」
泉「そうなの?私は、一目見ただけで大人気だったよ!だからとにかくどうしたら素敵に見えるか、一生懸命考えた。もちろん中身だって誰にも負けないけどね。」
美希「私のことは誰も直接見てくれなかった。でも、そんな私のことが良い、って言ってくれる人がいて嬉しかったわ。」
4人の女たちは、皆同じぐらい美しく、内面も同じぐらい優れているとして、この場面ではどういう女たちがなんの話をしているのだろうか?
*要知識要素があります。具体的なことまではFA条件としないので、大筋が当たっていれば正解とします。
*百人一首 その二十七【みかのはら わきてながるる いづみがは いつみきとてか こひしかるらむ】からのinspireです。
転載元: 「beauty is no guarantee【要知識】」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7212
世代の違う家族四人の女性たちの、就職活動時についての会話。
逸美:バブル世代就職の母(56歳)。それまで、見かけの良い女性が「お茶汲みOL」として採用されることが多かった中で、男女雇用機会均等法により、実力で総合職として働く女性も増えつつあった。
美佳:ロスジェネの叔母(50歳)。バブル崩壊により、就職は困難を極めた。見かけだけではもちろん、中身が優れていても採用してもらうことは難しかった。多くの人が非正規雇用に流れざるを得なかった。
泉:就職売り手市場の長女(28歳)。自己アピールの時代。資格取得や活動アピールなどはもちろん、証明写真もタッチアップが常識に。
美希:新卒の次女(22歳)。感染症対策で、直接の面接が行われず、リモート面接だけで採用を決めた会社に採用されていった。