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【メラさんお祝い問題】時計 @黒焦げ雲の会

[亀夫君問題]

ここ、ニューヨークにあるミラノレストラン……ではなく、大阪にあるメラノレストラン梅田店では、月に一度様々な分野のエリートたちが集まり会食をする。
その名も「黒焦げ雲の会」というその集まりは、会のメンバーが交代でゲストを呼び、ゲストが体験した不可解な出来事を聞くのが慣例になっていた。

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今日のゲストはアユネという女性だった。最近なにか身近に不可解なことはなかったか? とのメンバーの質問にこう答える。

「そういえば、昨日学生時代の友人が電話で『あなたからもらったものを返さなきゃね』って言ってきたんです。
 あまり仲がよいわけじゃなかった友人なんですが。
 『もらったものって何?』って聞いたら『時計ね……止まった時計』って。
 でも時計なんかあげた覚えがないんでそう言っても、いいからいいから、と言うだけなんです。
 どういうことなんでしょうね?」
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あなたたちは「黒焦げ雲の会」のメンバーです。
ゲストに色々質問して、彼女の悩みを解決してあげてください。

※「黒焦げ雲の会」については https://www.cindythink.com/puzzle/6541https://www.cindythink.com/puzzle/7004 をご参照ください。


出題者:
出題時間: 2022年3月27日 21:00
解決時間: 2022年3月27日 22:07
この作品は
CC BY-ND 4.0
の下で公開されています。
転載元: 「【メラさんお祝い問題】時計 @黒焦げ雲の会」 作者: GoTo_Label (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7147
タグ:

アユネをゲストに呼んだメンバーの話。

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先月の会が終わった後、アユネから連絡があったよ。

ミノリは美術大学時代、アユネの才能に惚れ込んでいたそうだ。

だから、アユネが絵をやめると聞いたときショックで……言い争いになったのはそれが理由だ。

「自分の描いた絵は全部捨てる」とアユネが言ったので、ミノリはこっそり絵を一枚持って帰ったらしい。

アユネの絵で自分が一番好きな、時計台の絵を。

仕事をやめて絵をもう一度始めると聞いて、「これは大事なものになるだろうから」返すことにしたということだ。




絵を返しに来たミノリに言われたそうだ。

画家としてのアユネの時間はまた動き出したんだね。
絵をもう一度始めると聞いたとき、絵の中の時計が動き出すように見えたよ。

とね。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy