ある朝、静かな部屋に3つの音が鳴り響いた。
男が慌てて様子を見に行くと、1つの音が突如強まり、その後すぐに3つの音は鳴りやんだ。
そして、音の原因となったものを見ながら、男は立ち尽くした。
男は、原因となったものを片付けながら、自分がズボラで、家事能力の欠如した人間であることを心から呪った。
そして、早く大雨が降ればいいと願った。
なぜ男は大雨を願ったのだろう?
*Q4 pzdvさんのオマージュです。
転載元: 「【音ますか?オマージュ】come hell or high water」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7120
忙しくて…いや、そんなことは言い訳で、つい面倒臭くて、ゴミを溜めてしまっていた。
でも、どうしてもこれ以上生ゴミを部屋には置いておくのがいやだったんだ。
明日はゴミの日だから、明日こそ捨てよう。
それまで一晩ぐらいならいいだろう、と外に置いた。
ただそれだけだ。
でも、それがいけなかった。
朝起きると、ベランダで何だか怪しい音がする。
何かを引きちぎったり転がしたり叩きつけたりする何とも言えない異音。
カラスの鳴き声。
そして、羽音。
男はベランダのカーテンを開けた。
すると、絶賛大パーティー中のカラスと目があった。
窓を開けると、カラスの一団は羽音と共に飛び去った。
男はやむなくベランダに飛び散った生ゴミを片付けた。
大きいゴミは拾って、袋に入れ直した。
でも、細かい茶殻とかが散らかっている。
その辺はもういいや。
近々大雨でも降って洗い流してくれますように。
そう男は願ったのである。
*恐ろしいことに、この解説の95%は今朝出題者の身の上に起きたことである。