カメオは、カメコによく似合うピアスを見つけてプレゼントした。
しかしカメコはピアスの受け取りを渋り、カメオに「二度とプレゼントなんかしないで」と言い放った。
カメオとカメコは誰もが認める親密な仲で、後ろ暗いところは何ひとつない。
また、ピアスはかなり良質な商品である。
最終的にカメコはプレゼントを受け取り、その後も頻繁に身につけていた。
さて、「二度とプレゼントなんかしないで」というカメコのセリフの真意は何だったのだろうか?
*Q8 名無し編集者さんのリサイクルです。
転載元: 「【服飾ますか?リサイクル】Darling have no fear」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7008
「形見のピアスなんていらない。」
「これ、カメオが君に、って…」
カメオの友人ウミオが渡した小さな箱。
中にはゴールドのカメがミル打ちされた小さいフープピアスが一つ。そして手紙。
「カメコ
もう片方のピアスは僕が着けて戦場に行く。
顔の判別がつかない状態になっても、片耳にゴールドのカメのフープがついてるのが僕だ。
そうして、君はその片方を引き取ってくれ。
それが最後のプレゼントになるだろう。」
「いやよ。こんなの受け取らないわ。
そんなプレゼントいらない。
もう片方のピアスなんてもっといらない。
もう二度とプレゼントなんてしないで。」
カメコは泣き崩れた。
その数年後、平和の訪れた街。
カメコはそのピアスをずっと着けるようになった。
隣にいるカメオと、片方ずつお揃いのピアスを。