とある人は服を買う時、必ず2着ずつ買うのだという。その人は別に双子ではないようだが、一体どういう理由があるのだろうか?
*Q7 ノーキンさんのリサイクルです。
転載元: 「【服飾ますか?リサイクル】Dress me, I'm your mannequin」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7006
とある人は輸入業者。
洋服本体が買えない人たちのために、一着は解体し、そこから型紙を作成して売った。
時は20世紀半ば。
私は、富裕層対象の輸入を営んでいる。
でも。
この国はまだ貧しい。
おしゃれなハイブランドのお洋服が身に付けたくても、そんなことができるのは、うちの顧客のような一握りの人たちだ。
だけど、おしゃれをしたい気持ちに、貧富の差なんてない。
じゃあどうする?ブランド品を真似て売る?いやいや、それはillegal(違法)だ。
そこでふと思い立った。「型紙」を売ることは違法じゃない。服そのものを売るのよりもずっと安く上がる。
しかも、買った人が独自でアレンジすることもできるのだ。素晴らしいじゃないか。
幸い、この国の人は手先が器用で裁縫に長けているし、私もドレスメーキングの基礎ぐらいは知っている。
そこで、服を二着輸入し、一着は、糸を全部解き、それをもとにパターンを作った。
もう一着は完成見本だ。
型紙を売り切った後は、自分で着てもいいし、富裕層に売ってしまったっていい。
そうして売り出した型紙は爆発的な人気を博し、彼女の事業はさらに成功したのである。