理科室で実験をしていたAさんは突然悪魔に連れてこられ、目が覚めると真っ白な部屋にいた。
部屋には空の三つの円筒形の容器、水の入ったバケツ、目盛りがない定規、紙とペン、天秤がある。
悪魔は言った。
「突然だがゲームをしよう。ここに三つの容器とバケツがある。
三つの容器の重さは同じで容量はそれぞれ200mL、400mL、800mLだ。バケツには水が2L入っている。
この状態で400mLの容器に100mLだけ水を入れろ。±5mLまでの誤差は認める。
制限時間は15分だ。できなければ死んでもらう。」
思わず困惑するAさんを見て悪魔は続けてこう言った。
「・・・ふむ、そうだな。特別サービスで考える時間をやろう。3時間だけ解放してやる。
3時間後に再びお前をこの部屋に召喚してからゲームを始める。
ただし手ぶらが条件だ。スマホと衣服以外に道具の持ち込みは一切禁止とする。」
そう言われた次の瞬間、Aさんは元の理科室にいた。
ふと見ると時計の針がちょうど12:00を指している。
3時間後、再び部屋に召喚されたAさんは無事にゲームをクリアしたのだが一体どうやったのだろう?
転載元: 「死のリットルゲーム」 作者: ブラックホール (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6949
答え:理科室にあったメスシリンダーで水を100mL正確に量り、残り時間ギリギリになってそれを口に含み、召喚された直後に400mLの容器に水を吐き出した。
※口の中に含まれている唾液は通常2~3mLらしいです。