ネコといえばネズミを狩るもの。
というわけで、俺は、ネズミ駆除のためにネコを飼い始めた。
・・・のだが、このネコ、様子がオカシイ。一向にネズミを狩る様子がない。それどころか、たまにネズミを見てうっとりしている気がする。
なんなんだこいつ・・・?
さて、この問題文でおかしいのはどこなのだろう?
*Q8 メラさんのオマージュです。
転載元: 「【狩りますか?オマージュ】confront your enemies」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6946
「ネコといえばネズミを狩るもの」という人間の思い込み
猫だって千差万別、ネズミを狩らない猫もいて当然である。
「パパ、なんでトムはネズミを追っかけないの?」
「おかしいねえ。アイラがネズミ怖いっていうから、飼ったのにね。トムは他の人にあげちゃおうか?」
「そんなのいや!」
「冗談だよ、アイラ。でも、追っかけはしないけど、ネズミを家では見なくなったね?」
「うん。お外に行っちゃったよ。だから別にいいや。…こうしてみると、怖いと思ったけど、ネズミも結構かわいいね?」
「まあね。アイラが動物好きな優しい子に育ってくれて嬉しいよ。でも病気とかもあるかもしれないから、触ってはダメだよ。」
「はぁいパパ」
俺はトム。
通訳のメリーを通じて、この家のネズミたちと和平条約を結んだにゃ。
「アイラちゃんを怖がらせないように、ネズミは庭から家には一歩も入ってはいけない。
その代わり、庭に入ってくる他の猫やカラスなどの外敵からは俺が守る。」がルールだにゃん。
まあ、言うたらここの庭も俺の縄張りだからにゃ。
ネズミが家の中にさえいなければ、アイラちゃんは満足だにゃ。
無用な殺生はすべきじゃにゃい。
これこそ、“Confront your enemies avoid them when you can” (敵と向き合え、でも避けられる限りは避けよ) にゃん。
絶対に約束は破らにゃい。
これが、ブリティッシュショートヘアーの紳士たる誇りにゃ。