希望の職業に就いたカリンは、仕事をしていて「ゲームのモンスター狩りで培ったスキルが役立ってるな」と思った。
どんなスキルがどんな場面で役立ったというのだろう?
*Q6 名無し編集者さんのオマージュです。
転載元: 「【狩りますか?オマージュ】Don’t look at me like that」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6869
カリンは、学生の頃からちょっとしたゲーム依存である。
授業中でもデート中でも家での食事中でも、狩りたいモンスターが出たら、当然すぐ反応したい。
でも、ずっとスマホを見ていようものなら、先生や彼氏や両親に怒られてしまう。
そこで、「一瞬だけ机の下のスマホを一瞥しては、情報を全部頭に入れる」という技術を身につけたのである。
そして、良さげなモンスターがいれば、その場でささっと狩るのだ。
さて、そんなカリンの職業はアナウンサーである。
ずっと昔からの憧れで、学生の頃からアナウンス専門学校に通っていた。
ルックスも、ミス水平大学に選ばれたほどのカリン。
そう言ったアナウンス技術やルックスに加え、アナウンサーには、手元の資料に一瞬だけ目を落とし、情報を頭に入れて、ニュースを読む能力が求められる。
小さなスマホに目を落として、一瞬で情報を頭に入れることができるカリンにとって、手元の原稿に目を落として内容を覚えるぐらい、どうということはない。
ほぼ手元を見ずに原稿を読んでいるように見えるぐらいだ。
そのカリンのスキルは、「新人とは思えない」ということで評判になり、新人ながら、「イブニングニュース22」のサブキャスターに抜擢された。
(嬉しい…あのスマホチラ見技術が役に立った…でも22時って一番モンスターが出る時間…狩れない…でも流石に本番オンエア中にスマホ見たらクビ…)
と、嬉しいような悲しいようなジレンマに陥るカリンであった。