「アキミツやめなよ。体に悪いよ。あんたったら昔からそう。何にでも塩とかソースとかドカドカかけるし。」
「うっせーユリ。好きなもんは好きなんだよ。」
「ちょっとはあたしを見習ったら?」
「お前こそそんなのうまいのかよ」
アキミツは数分後、いや、これおかしくないか?と思ったのだが、どうしてか。
転載元: 「keep my head above water」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6770
「あたしは薄味派だもん」
そう言って二人お気に入りの「海亀軒」監修のカップ麺にお湯を注ぐユリ。線よりかなり多めだ。
「カップ麺食ってて何が健康志向だよ」そう言って線より1cmぐらい下までしかお湯を入れない、濃い味の好きなアキミツ。
数分後、黙々とカップ麺を食べる二人。
「あーおいしかった。じゃあゴミ片付けといてね。あたし出かけるから。じゃあね〜」と空っぽのカップ麺の容器を置いて出ていくユリ。
二つ並んだ空の容器を見て、(いや、おかしくないか?全部飲んだら結局同じじゃねえか)と思ったアキミツであった。