Four, tres, two, uno!

「朝は4本、昼は2本、夜は3本、これは何？」
有名なスフィンクスの謎かけである。これは、人間の一生を表したもの(赤子のときは四つん這い、若いときは２本足で立ち、晩年は杖をつくので3本)であるため、答えは「人間」であるとされる。
しかし、カメオはこの問いに対し、人間ではなく、「雨。雨だ。」と言い切った。なぜ？

＊この問題は「メライクル」を通じてメラ様からご提供いただいたものです。メラ様、どうもありがとうございます。

「もう一回聞きます。今日は何本吸いましたか？（にっこり）」
「朝は4本、昼は2本、夜は3本…」
「朝は4本、昼は2本、夜は3本。これは何？」

そう言うと、夫の胸ポケットからスッと空っぽのタバコの箱を取り上げるメラミ。

「あ〜〜〜何で空っぽなの？朝は１箱丸々あったよね？」
「そ、それは、雨、雨だ！雨が降ってきて湿ったから捨てたんだ！」
「ふーん…今日雨降ってたのは北海道だけだけど、そこまで日帰りで出張を？っていうか、普通それなら箱ごと捨てるよね？…ってか、けちなあんたがそれで捨てるなんておかしいよね？
…さて、１日１０本までって約束でしたね…
ほんと、辞める気あるの！？もう一切タバコ代は渡しません！」

そう言ってぐしゃっとタバコの空き箱を捻り潰すメラミに、返す言葉もないカメオであった。