「こんなはずじゃなかった、こんなはずじゃ・・・」
そう言って項垂れる魔法使い。床には割れた花瓶、手には杖。足元には仲間の死体。
一体何があったのだろう?
*この問題は亀夫君問題です。
問題文中の「魔法使い」に質問してください。YES/NOで答える以外の質問もできます。
*この問題は「メライクル」を通じてメラ様からご提供いただいたものです。メラ様、どうもありがとうございます。
転載元: 「My aim is true」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6608
*魔法使いの仮装をした男が、愛人宅で、殺された愛人の死体を目前にしている。
*近くに落ちているのは自分のタバコとライターで、明らかに自分が疑われる状況が作り出されている。
ハロウィーンの夜。
俺は愛人ビアンカの元へと急ぐ。
いつもなら目立たないようにこそこそするのだが、今日はみんな仮装をしている。
魔法使いの姿をしているから誰にもわからない。
ビアンカは体にぴったりとしたセクシーな魔法使いの格好をして待っているはずだ。
しかし、部屋で目にしたものは、苦痛に歪んだ顔で息絶えているビアンカの姿だった。
てかてかしたエナメル素材の服が溶けて全身の肌に貼り付いている。
あまりの熱さに近くにあった花瓶の水をかぶったようだ。床では花瓶が割れている。
今夜は二人で楽しく過ごす予定だったのに…こんなはずじゃなかった、こんなはずじゃ…
近くには、火のついたタバコとライターが落ちていた。
この火が燃え移ったのか。
待て。
このタバコの銘柄は俺の吸うやつだし、ライターも俺のものだ。
しかし、ビアンカはタバコが大嫌いだから、この部屋では一度も吸ったことがない。
なんでここに俺のタバコとライターがあるのか…おかしい、こんなはずはない…こんなはずは…
しかもまだ火がついているということは、そんなに前のことじゃない…
気配を感じて振り向くと、そこに、自分と同じ全く同じ魔法使いのコスチュームを着た女が立っていた。
そうかこれで騙して部屋に上がり込んだのか…次の瞬間、そいつはコスチュームを脱ぎ捨てた。
そこには、修道女の姿の妻が立っていた。
聖女のように微笑みながら、俺のリボルバーを持って。
「悪魔払い、完了💔別に銀の銃弾なんて、要らなかったわね。」