とある冬の日のこと。
不快感に襲われたAさんは服を脱いだ。
そして鞄から財布を取り出した後、「太すぎる」と言って鞄にしまった。
その後に今度は家の鍵を取り出すと「短すぎる」と言って鞄にしまった。
次に携帯の充電ケーブルを取り出し「柔らかすぎる」と言って鞄にしまった。
そして最後に「寒すぎる」と言ってAさんは脱いだ服を着て頭を抱えた。
一体どういう状況だろう?
転載元: 「〇〇すぎる」 作者: ブラックホール (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6555
答え: 痒い背中をかこうとしていた。
とある冬の、よく乾いた寒い日のこと。
外出中に背中が乾燥し強烈に痒くなったAさんは背中をかこうとしたが寒さで体が硬くなっていて痒い所に手が届かない。
しかも厚着をしているため手が届いたとしても肌まで刺激が伝わらない。
そこで、上に来ている分厚い毛皮のコートを一枚脱いだ後に手持ちのもので背中を掻こうとした。
最初は手持ちのがま口の長財布を使ったが、角が丸くて「太すぎる」ので上手く背中に刺激が伝わらない。
その後に鞄から鍵を取り出したが今度は「短すぎる」ので届かない。
最後に携帯の充電ケーブルを試そうとしたが「柔らかすぎる」ので先端まで力が伝わらない。
他に使えそうなものを探したが、どれも「太さ」、「長さ」、「硬さ」のどれかが足りず、服の上から十分な刺激を与えることができるものはない。
コートだけならまだしも、さすがにこれ以上公衆の面前で衣服を脱ぐのは恥ずかしいし寒くなってきた。
Aさんは最後に「寒すぎる」と言って諦めてコートを再び着ると、頭を抱えたのだった。