学校帰り、日当たりの良い場所に設置された自動販売機を見つけたカメオ。
そこで飲み物を買うことにしたカメオだったが、飲み物を飲む前に彼の手はびしょ濡れになってしまった。
どうして?
転載元: 「救世のアンゲリオン」 作者: ろこばっど (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/630
寒い冬の日の帰り道。
カメオはかじかんだ手を擦り合わせて温めながら、一歩、また一歩と、先程まで降っていた雪の上を歩いていた。
除雪は入っていないようだったが、自分よりも先に帰宅した生徒たちによって歩道の雪は踏みしめられている。
こんな道を歩くのは毎年のことだ。苦でもなんでもない。
しかし、今日に限って手袋を忘れてしまった。
冷たい風が吹く中で、摩擦の要領で手を温めるのにも限界がある。
コートのポケットに手を入れたとしても、末端からどんどん体温が失われていくのを止めることはできない。
せめてホッカイロでもあれば・・・
そんなことを考えていると、カメオの行く先をぼうっと淡い光が照らしているのが目に入った。
「自販機・・・」
生徒からは気にもされない街灯と化してしまっている自動販売機だが、この時ばかりはカメオにとっての救世主だった。
身体を温めるべく、慌てて財布を取り出すカメオ。
冷え切った手で小銭を投入し、あったか〜いボタンを押す。
ガコン、という音は彼にとっての福音となるはずであった。
取り出し口を覆うように積もった雪に気がつくまでは。
カメオ「歩道のすぐ脇にあったから、そこが積もってるなんて考えもしなかったんだよ」
母「ばかだねえ。それで飲み物とるのに手ぇびしょびしょにしちゃったんだ」
〜まとめ〜
自動販売機で飲み物を買ったが、取り出し口が雪に覆われていたため