ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
「本当に?本当にこいつがウミガメのスープだって言うのか?」
「・・・・・・いえ。 実はここ数年間ウミガメが手に入りませんので、他の動物の肉で代用しております。」
男はそれを聞くと、シェフを殺してしまいました。
何故でしょう?
転載元: 「代用ウミガメのスープ」 作者: /+✕ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6171
「私は本物のウミガメのスープの味を知ってしまった。遭難中、私がウミガメだと思って食べたのは、死んだ仲間達の肉だったのだ」
親友が遺した遺書には、そう書かれていた。
男は目を疑った。男こそが親友に「ウミガメのスープ」を振る舞った張本人であり、それはまぎれもなく、本物のウミガメで作ったスープだったのだから。
一体なぜ、そんな勘違いをしてしまったのだろう。
考えながら帰路につく途中、男は親友の家の近所に、「ウミガメのスープ」を出すというレストランを見つけた。
珍しいと思って入ってみると、そこで出された「ウミガメのスープ」の味は、本物のウミガメとは明らかに違っていた。
そうか。こいつがついた嘘のせいで、親友は死んだのか。
男はその全てを悟り、殺害に至った。