閲覧者数: ...

【交通機関ますか?オマージュ】of everything we’ve been through

[ウミガメのスープ]

stamp 「俺、一度だけ飛行機に乗ったことがあるけど、もう上昇中とか下降中が怖くてさ。絶対二度と乗らねえ」
恋人とそんな話をしているカメオ。
恋人がこの話は真実ではないとわかったのは何故か?
*Q5 ノーキンさんのオマージュです。


出題者:
出題時間: 2021年5月19日 21:52
解決時間: 2021年5月19日 22:04
© 2021 gattabianca 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【交通機関ますか?オマージュ】of everything we’ve been through」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5922
タグ:

stamp :一緒に何度も飛行機に乗ったことを忘れてしまっている認知症の恋人の発言だから。

君と出会ってからもう40年になる。
この国の法律では「結婚」できなかったから、
ずっと恋人のままだったけど、それはそれで悪くなかったかな、と思う。
出会った時にはお互い40歳を超えていたしね。

3年ぐらい前からかな。君は少しずついろいろなことを忘れるようになった。
それも、最近のことから。僕らが経験してきた、いろいろなことを。
毎年1回は海外旅行に行ってたことも、すっかり忘れてしまったんだね。

「俺、一度だけ飛行機に乗ったことがあるけど、もう上昇中とか下降中が怖くてさ。絶対二度と乗らねえ」

確か、出会ってすぐの時、君は同じことを言っていたね。高校の時の修学旅行が怖かった、って話だっけ。
それは覚えているのか。おもしろいな。
旅行の好きな僕に影響されて、だんだん飛行機が平気になった君が、僕が知らない、僕のことを知らない君に戻っていく。
少し寂しいけれど、新しい君に出会えると考えれば、そんなに悲しむことでもない。

どうせ、それほど遠くないうちに僕らは別の場所に行く。
どっちが先に行くかはわからないけど、きっとそこでは、何の制限も制約もなく、ずっと一緒にいられるはずだから。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
Donate using Liberapay
Avatars by Multiavatar.com
Cindy