男は幻の酒を探していた。
それは、この世のものと思えぬ、極上の酒だという。
男はその酒を探すため、旅に出た。つらく険しい道を行き、ついにその酒を見つけた。
しかしその探し求めていた酒を、男は一滴も飲むことなく捨てた。一体なぜ?
*メラさんからいただいた問題文のリサイクルです。メラさん、ありがとうございます。
転載元: 「【コラボウミガメ!】the drinks bring back all the memories」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5900
なぜ双子なのに自分だけが不死身なのだろう。
神と人間の間に生まれた二人は、弟だけが不死身で、兄は人間と同じように寿命があった。
同じ立場になりたいと思った二人は、永遠の命をもたらすという酒を一緒に探し求めた。
そしてようやく二人はその酒を見つけた。
それは険しい崖の上にあった。
「兄さんはここで待っていて。僕ならどんなことだあっても平気だから。」
弟は、崖に手をかけて登って行った。岩が崩れることもものともせずに。
「兄さん、手に入れたよ。兄さ…」戻ってきたその場所に、兄の姿はなかった。
皮肉なことに、弟が崖を登った時に落ちてきた岩を避けようとして、谷底に転落してしまったのだ。
なぜ、自分が兄を残して一人行ってしまったのだろう。悔やんでも遅かった。
あんなに手に入れたかった、不老不死の酒は、もうただの液体になった。
声を上げて泣いた弟は、そこに酒を捨て、そのまま一人山を降りた。
*双子座の兄弟は確か弟だけが不死身だったはず。双子座の皆さま、少し早いですがHappy Birthday。