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【ジャパネットシンディrevisited】ジャパニーズボブテイルの魂百まで

[ウミガメのスープ]

stamp 「ねこのひげ、5000円か…」
森山は街中で売られていたねこのひげを購入した。翌月もその次の月も購入した。
森山は、その愛の形が間違っている気づくまで、100本ねこのひげを買い続けた。
どういうことだろうか?

※元々はジャパネットシンディ2021(冬)が元になっていますが、ジャパネットシンディを知らなくても、解けます。(でも興味があれば是非見てください!)

ジャパネットシンディ2021(春)も開催中です!よろしく!!


出題者:
出題時間: 2021年5月12日 22:31
解決時間: 2021年5月12日 23:03
© 2021 gattabianca 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【ジャパネットシンディrevisited】ジャパニーズボブテイルの魂百まで」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5894
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stamp 愛していた。マキを。それ以上に、マキの残していった、尻尾の短い、いかにも日本猫といった風情の、茶猫のレオを。

最初は彼女への執着から可愛がっているのだと自分でも思っていた。
でも、次第にレオが愛おしくて愛おしくて仕方なくなっていた。
もともと森山はそんなに猫が好きなタイプではなかった。でも、レオは違っていた。美しい姿。優しい性格。自分だけに向ける愛情。他の猫とは全く違う、と思っていた。
しかし、当たり前だがある日レオはこの世を去った。森山は受け入れられることができなかった。森山は、レオの亡骸をそっと冷凍庫にしまった。

森山は、クローンの研究をしていた。もちろんそれは医学の発展のためだ。それを私利私欲のために使ってはいけないことぐらいはわかっている。でも、理屈を超えて、森山はレオを愛していた。
でも、いきなりレオの細胞を使うのは、恐ろしいことのように思えた。レオの凍った亡骸にハサミを入れるのも抵抗があった。
何かで練習したかった。だからと言って、他の猫を傷つけることもしたくない。そんな中、出会ったのが、店で売られているねこのひげ、だった。これで試しにやってみよう、そう考えたのだ。

何回か繰り返した。でもうまくいかない。
「もっと新鮮な髭を撮ってきてくれないか」店主に頼み、目の前で猫の髭を切ってもらったこともあった。(申し訳ないとは思っているが、実際に痛みを負わせたわけではないので勘弁してほしい。)
そうやってずっと繰り返していたが、結局うまくはいかなかった。

10月経って、ふと気づいた。自分は何をしているのだろう。世の中には愛情を注がれていない猫もたくさんいるというのに。
もういなくなってしまったレオに執着しているのは愛なのか。ただの自己満足ではないのか。そのことに気づいた森山は、不毛な研究を辞め、新しい猫をシェルターから迎え入れたのであった。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy