機内食に定評があるウミガメ航空。
空の旅に乗客たちは舌鼓を打っている事で有名だ。
が、ここ最近ライバルの航空会社シンディーエアラインに客が流れている。
シンディーエアラインはウミガメ航空程、機内食はお世辞にも美味しくはない。
乗客達からは機内食についてクレームが出ているくらいだが
一体何故、客が奪われているのだろう?
*Q16タカシンさんのリサイクルです。
転載元: 「【交通機関ますか?リサイクル】Livin' my life in the fast lane」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5857
:基本的に機内食を廃止するとともに、ラウンジで無料フードを提供し、それを機内にも持ち込み可にしたため。機内の過ごし方の自由度や座席スペースの観点から乗客の満足度は上がったが、機内食については当然評価が下がった。
機内食というのは、航空各社にとってなかなか悩ましい問題である。
乗客数を上回る食事数を用意し、温める設備なども完備しておかなければいけない。それはスペースの限られた機内ではかなりのウェイトを占める。
LCCの中には無料機内食の提供を取りやめた所もあるが、レガシーキャリアのシンディーエアラインにとってはその選択も難しい。
そこで、シンディーエアラインは発想の転換をした。機内では基本食事を出さない。その代わり、ビジネスクラス用のラウンジをエコノミー客にも拡張し、搭乗前およびトランジット時に、無料で飲食しながらできるスペースを確保した。希望すれば、各乗客がテイクアウトすることも可能である。
つまり、搭乗前にたくさん食べて機内では睡眠や仕事に集中するもよし、テイクアウトして好きな時間にフードを楽しむのも良しだ。
ラウンジのフードはウミガメ航空の機内食に負けずとも劣らないクオリティである上、機内の時間を自由に使えるとあって、評判は上々だ。
また、機内食の分開いたスペースで少し座席間隔を広く撮ることができたことも、乗客の高い評価につながっている。
(ラウンジに行く余裕のなかった乗客や空腹に耐えられない乗客のために最低限インスタント食品などは用意しているものの、当然その味は大したことがなく、予備知識のなかった客からは、なぜ機内食が出ないのかというクレームも少数ではあるが寄せられている。)
*本解説はフィクションです。規約その他の関係で、実際に実現可能なのかはよくわかりません。