「かわいいケイティ、大好きだよ」「ありがとう♪」そんなたわいのない言葉を交わしながら、揺らぐキャンドル(蝋燭)の炎を見つめ、ワイングラスを透かしてケイティを見つめるクリス。二人にとってこの上なく幸せな夜であった。
翌朝、二人が使ったものがそのままゴミ箱に捨てられているのを見て、クリスにブチギレて怒鳴りつけたテイラー。
一方、ケイティとテイラーは喧嘩することもなく仲良くお出かけしていたという。なぜだろうか。
*新茶でいただいたお題を元に作成いたしました。(「ワイン」メラ様「ゴミ箱」おっ様「蝋燭」天童魔子様、どうもありがとうございました。)
転載元: 「Then had a ménage à trois」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5813
夏の夜。家の庭で親子3人仲良く花火をするクリス&テイラー夫妻と娘のケイティ。クリスはワイングラス片手にそこそこ上機嫌である。
「あなた、先に休むけど、ちゃんと火の始末しておいてね。」
「あ〜わっかりましたぁ〜 …ねーケイティたんはいつ見てもかわいいでちゅねー。パパは大好きですよ〜」「ありがとぉパパ」蝋燭の炎を見ながら花火で遊ぶ二人。この上なく幸せなひと時であった。
「…さて、そろそろ寝ましゅよーケイティたん」かなり酔いも回って、ふらつく足元で、火を消しただけの花火と蝋燭をそのままゴミ箱に放り込んだクリス。
翌朝、ゴミ箱を見てテイラーはキレた。
「なにこれ!危ないじゃないっっっ!ちゃんと花火は、水につけてから捨てなきゃダメでしょ!ほんっと、火事になったり爆発したらどうするのよ!」二日酔い状態のクリスに容赦ない言葉を浴びせるテイラー。
「ちゃんと洗濯と掃除しといてよねっ!私とケイティは外で美味しいもの食べて来ますからっ。さ、パパは置いていきましょ、ケイティ」と母と娘は仲良くお出かけしましたとさ。