「おいおい、子猫ちゃん、うっそだろ…なんのジョークだよ…マジかよ…」
自宅の玄関のドアを開けた途端そう呟き、再びドアを閉めたラティーオ。そのときちょうど車のエンジン音が聞こえ、ちょっと身の危険を感じたのだという。
いったいどういうこと?
🐱No.11 gattabiancasさんの問題文のオマージュです🐱
転載元: 「【嘘ますか?オマージュ】嘘だと言ってよ ハァニィ 」 作者: メラ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5809
近所に住み着いた子猫に、ラティーオはつい餌をやってしまった。
足元にすり寄ってくる子猫に、
「ごめんよ子猫ちゃん、うちはハニー※が死ぬほどの猫嫌いだから、飼えないんだ」
そう言って子猫をその場に置いていった。
・・・はずだったのだが。
ラティーオが出掛けようと家の玄関を出たら、見覚えのある毛玉が外にちょこんと座っていた。バタンとドアを閉めるラティーオ。
「おいおい、子猫ちゃん、うっそだろ…なんのジョークだよ…マジかよ…」
顔を両手で覆い、そんなことを呟きながら、ついてきていたのか、と思うラティーオ。
そのときちょうど車のエンジン音が聞こえた。ラティーオの妻が帰ってきたようだ。
殺される。野良猫に餌をやっていたことがばれたら絶対殺される。
閉ざされたドアの前で、ラティーオはかわいい子猫と愛しい妻を思い浮かべ、恐怖に震えていた。
FA:猫になつかれてしまい、不本意ながら家に連れてきしまったところを猫嫌いの妻にばれそう
※ハニーとは、愛しい人への呼びかけに使われる言葉。仮に日本人でこんな言葉を使っていたらしばき倒される恐れがある