【BS・２００問突破記念問題】You're my lover, not my rival
[ウミガメのスープ]
受験英語の鬼の異名を誇った夏希ライコネン。もしも英語の試験が午後だったら、優一は夏希と同じ大学に行かなかっただろう。
優一と夏希は別の高校だったし それどころか当時の二人には面識もなかったのだが、どうしてだろうか。
＊この問題は２００問出題記念のお祝い問題です。普通のウミガメ問題ですが、問題が解決するか、又は３０分経過した時点で、自由質問可能！なお祭りコーナーとなります。
お好きなお飲み物片手に、ゆったりおしゃべりしましょう♪
問題が解決していない場合、１時間経過後に再び通常の問題形式に戻ります。
ご新規の方も遠慮なくどうぞ！
皆さま、お楽しみいただければ幸いです。
Special thanks to:名無し編集者さん（SP)、つむじ風商会さん（キャラデザイン）
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転載元: 「【BS・２００問突破記念問題】You're my lover, not my rival」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5805全国模試成績上位常連の夏希を、優一は一方的にライバル視していた。
模試の途中で夏希が体調不良のため途中棄権したことを知らない優一は、夏希に成績で勝って一矢報いたと自信をつけ、夏希と同じ難関大学を受けることを決意した。
仮に英語の試験が午後であれば、途中棄権した夏希の名前はランキングに載らず、優一は夏希が模試を受けていることさえ知らなかったため、夏希に勝ったと思うこともなかった。
「やっぱり朝のサウナはいいよな…」
「おはよう、優一。論文のチェックしといたよ。あと、イギリスの大学にメール書いといた。」
「あ、ありがと。やっぱ昔から夏希は英語できてすげえな」
「別にそんなことないよ…って、昔からって？」
「あ、ばれたか。俺、高校時代から夏希のこと知ってたんだよね。いっつも模試のトップクラス常連だったじゃん。しかも他の科目がランキング外でも、英語の点数だけで毎回ほぼ上位だろ？俺もそんなに成績悪い方じゃなかったけど、一度も勝てなくてさ。それが一回だけ夏希より上だったことあるんだよ。ウミガメ予備校の水平大模試。」
「ウミガメ予備校の水平大模試…？」
「そう、覚えてる？」
覚えていないわけがない。その日、なんだかお腹が痛かった。１時間目は得意の英語だったので、なんとか頑張ったが、２時間目の数学の途中で、耐えられなくなり、昼休みに救急車を呼んでもらった。虫垂炎だった。当然途中棄権だが、英語の単科ではいつも通り２位に圧倒的な差をつけてランキングに載った、だが流石の私も午後の試験科目が０点では総合ランキングが振るうわけがない。
「ごめん、覚えてないや…」
「あの時初めて夏希に順位で勝ったんだよね。それで、自信つけて、勇気出して担任の猫山先生に水平大受験したい、って相談したら、おお、頑張れやって言ってもらえてさ。で、水平大入ったら憧れの夏樹に会えたんだもんな。人間何が起こるかわからないよ。」
そうか。もし英語の試験が午後だったら、間違いなく私の名前はランキングに出ていなかった。優一は私があの模試を受けていたということを知ることもなく、私に勝ったと思うこともなく、水平大を受けることもなかった。
そして、私に出会うことも、こうして一緒に朝食のテーブルを囲むこともなかったということか。
「ふふっそうだね。ありがとう。」私は雄一に駆け寄ってハグした。
（特別出演：猫山先生byメラさん）
gattabiancaは、皆様に支えられてなんとかここまでくることができました。１００問まではすごく長い道のりでしたが、１００問から２００問は、え、待って、もう１００問出題しちゃったの！？って感じでした。しかも途中１ヶ月近く出題お休み期間があったのに、です。
質の面ではほとんど向上していないなあ…と思うのですが、スピードと図々しさだけは進行しているようです。
これからは自分のことだけを考えず、周りも見て少し落ち着いて出題できるよう、「待て」を覚えたいと思っています（猫ですが）。
まだまだたくさん失敗することもあると思いますが、Cindyを少しでも支えられるような"Cindier"になっていきたいと思っています。暖かく見守ってくださいませ(=^ェ^=)
