日差しが気持ち良い夏の土曜日、「ガスパチョ、ガスパチョ、私は世界3大スープの一つでもいいと思うの、ガスパチョ〜」と奇妙な歌を歌いながら、海沿いの自宅のコンドミニアムに向かってスキップするペパ。とびきりの材料を使ったガスパチョは、それはそれは美味しかったのだが、店主の気遣いにより恋のチャンスを逃してしまった。どうして?
*タイトルの映画の内容とは直接関係がありません。
転載元: 「Mujeres al borde de un ataque de nervios」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5780
良質な食材で有名な高台の土曜市。お料理大好きなペパは、毎週買い物に出かける。ガスパチョにかかせないのは新鮮なお野菜、中でもトマトだ。ペパはこれでもかというぐらい真っ赤なトマトを買い込んだ。足取りも軽く、スキップしながら石畳の坂道を降りていくペパ。「あ…」つまづいたペパ。お約束のように、荷物からはトマトがコロコロ…とはならなかった。店主が、袋の中で潰れないようにと、きちんと梱包してくれていたのである。その時、坂の下にいたのは彼女に心を寄せるカルロス。もし、トマトが転がっていたら、それを拾って渡し、ベタベタなシチュエーションで恋が芽生えたかもしれなかったのだが、店主の梱包のおかげでその展開にはならなかった。
カルロスには残念だったが、その日のガスパチョは大変美味しかったそうです。
*gattabianca最愛の映画である表題映画には、極めて印象的にガスパチョが出てきます。見ると飲みたくなること請け合いです。