大学受験を終え、いよいよ合格発表の日を迎えたカメオ。
大学の正門を潜り入ってすぐ左手の掲示板の前には既に人だかりができていた。
掲示板を見つめながら一喜一憂する人だかりを掻き分け、しばらく緊張の面持ちで掲示板を見つめていたカメオは、そこにカメオの受験番号が無かったにも関わらず、安堵の表情を浮かべたという。
その大学はカメオの第一希望だったはずなのに、何故だろう。
転載元: 「合格したなら、ぜひ柔道部にどうだい?」 作者: エルナト (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/577
カメオは海亀大学の工学部志望であったが、間違えて理学部の受験番号が張り出された掲示板を見ていた。
番号がないことに気付き初めは焦ったカメオも、すぐに理学部の掲示板であることに気付き、まだ望みが潰えた訳ではないと安堵したのだ。
すぐに反対側、正門を潜って右手側にある掲示板から自分の番号を探し、無事に見つけ出したカメオは勧誘に来ていた柔道部の先輩達から胴上げされ、晴れて柔道部員になることが決まったのであった。