渡り鳥の飛来地として有名な湖に1人の男がやってきた。
男は、鳥の大群が一斉に旅立つ様子にとても感動したにもかかわらず、その渡り鳥がいよいよ巣立ちすることになった日、鳥の大群が一斉に旅立つ様子にとても感動したにもかかわらず、「もうここに来るのはよそう」と思った。
一体何故だろう?
*Q6名無し編集者さんのオマージュです。
転載元: 「【旅立ちますか?オマージュ】like a bird through the night」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5693
自然写真家の男。この冬は、湖で渡り鳥の撮影にあたっていた。冬の間、湖は凍っていたので、男は、少しでも渡り鳥の写真を近くで撮影しようと、湖の「上」まで行って写真を撮っていた。
そろそろ巣立ちなのではと思うと、撮影にも力が入り、男は日に日に被写体に近い凍った湖の中心に近付いて写真を撮るようになっていた。しかし、渡り鳥の巣立ちの季節ともなると、もう湖の氷は薄い。
パリーン
「ぎゃー」
冷たい水の中に落ちた男。かろうじて這い上がることはできたが、風邪を引き、機材もダメにしてしまった。
(来年からは氷の上まで来て撮るのはやめよう…)
と反省するのであった。