男は手紙を書いていた。
書かずにはいられなかった。
信じられない奇跡が起きたからだ。
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亀夫君問題初挑戦です。(少し亀夫君問題とズレてるかもしれませんが…)
この男は何者なのか、
なぜ手紙を書いているのか?
どんな奇跡を目の当たりにしたのか?
その男の同僚がおりますので
質問をして答えを導き出してください。
ある程度答えが出揃ったら解説を出したいと思います。
(モデルとなる話あり)
転載元: 「とある奇跡」 作者: わんこそば (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5634
これは声優である野沢雅子さんのお話。
ある年の2月、野沢さんの元に男の子のお父さんから1通の手紙が届いた。そこには「もう息子は2月いっぱい持ちません。『ドラゴンボール』が大好きだから、色紙にサインをいただけませんか?」と記されていた。その男の子は、病気で余命幾ばくもないと診断されていたのだ。
そこで野沢さんはミキサーに頼み、メッセージを収録。「オッス!おら悟空!」とその男の子の名前を呼び、8月に公開される映画に「ぜってえ来いよ。おらが劇場で待ってっからな!約束だぞ!」と、孫悟空の声で声援を送った。
すると、奇跡が起きた。男の子は余命と言われていた2月を超え、映画が公開される8月まで生き延び、大好きな『ドラゴンボール』の映画を観ることが出来たのだ。ベッドで寝たまま映画館に行き、起き上がることが出来ない状況だったにも関わらず、「どうしても椅子に座ってみる」と男の子は言い、座席で鑑賞。そしてあくる日、男の子は息を引き取ったという。男の子のお父さんが野沢さんに送った手紙には、「息子が奇跡を起こして見られました。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちが綴られていた。そして、一緒に添えられた医者からの手紙には「僕たちは勉強して、それで人の命を少しでも永らえようとか、生きさせようとしているんだけど、それも出来なくて、アニメの力ってなんでしょう? 僕は今、知らされました」と書かれていた。野沢さんは「スゴいな。このアニメの力って」と驚かされたという。
このお話を
担当医師目線で亀夫君問題としました。
担当医と同僚の名前は私の方で勝手ながら仮名で作成してます。(平山、佐竹)
(初めてなもので、亀夫君問題とは程遠かったとは思いますが、素敵な話なので、何か問題にできないかなと思い作成しました。)