秋が更け、冬に差し掛かろうという季節。
カメオはカメコの元に、扇風機や団扇を持ってきました。
カメコは、そんなカメオのことを心から感謝しました。
いったい、どういうことでしょう?
転載元: 「季節外れのプレゼント」 作者: てこもと (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/560
私は今、大病を患っている。
医者からも『もうそう長くはないだろう』と告げられていた。
見舞いに来た家族の前で『あの葉っぱが落ちたら、きっと私も死ぬんだわ』なんて呟いたりもした。
怖かった。そして、こんな弱々しいセリフを吐いてしまう自分を情けないとも思った。
そんなある日だった。
夫と息子のカメオが何やら大きな荷物を抱えてやって来たのだ。
『あなた、これは?』
『いや、カメオが持ってくって聞かなくてさ…』
どういうことだろう?私はカメオに『どうしてこんな寒いのに、これを持ってきたの?』と聞いた。
するとカメオは
『あの葉っぱが落ちそうになったら、これで風を吹かせて落とさないようにするんだ!そうすれば、お母さんも死なないで済むんだよね?』
そう、私に言った。
私は号泣してしまった。『お母さん大丈夫!?』と驚くカメオに『大丈夫。大丈夫だからね』と応えたあと、『ありがとうね』と伝えた。
私のことを思って、カメオはこんなことまでしてくれる。私が弱音を吐いてどうする、そう思った。
そう思えたのは、息子であるカメオのおかげ。
本当にありがとう、カメオ。
あなたのためにも、お母さん頑張るからね。
【要約】
大病を患っていたカメコは『あの葉っぱが落ちたら、私も死ぬんだわ』と呟いた。
それを聞いたカメオは葉っぱを落とさないようにするため、風の起こせる扇風機や団扇などを持ってきた。
その真意を知って、カメコはカメオに深く感謝したのだった。