佐藤が勤めている会社は主に酒類を流通販売しているのだが、知名度が低いので、会社名を言っても何の会社なのかわかってもらえることは滅多にない。
しかし、鈴木は佐藤の名刺を見ただけで、酒を売っている会社であることを見抜いた。
名刺に広告欄はなく、酒に関係あることも何ひとつ書かれていないのだが、一体なぜわかったのだろう?
名無し編集者さんの問題なのです
転載元: 「新ラテシン 酒ますか? 御馳走様が聞こえない」 作者: 天童魔子 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5451
禁酒時代、お酒を販売することはご法度なのでした。
しかし人の目を忍び裏ルートでこっそり売買されていたのです。
そのため公には明かさず出来るだけ会社の知名度を低くしておく必要があるのですが
それではお酒が欲しい顧客はどうすればよいかと言うとお酒の売人と一見しただけでは何の変哲もない名刺交換なのです。
お酒が買えると言う噂を聞きつけた鈴木さんは
いかにもと言ういかつい外見の佐藤さんから注意深く名刺を渡されたので
これは間違いなくお酒を製造している裏の組織的な人たちの会社であると分かったのです。