ある町に旅人風の男がやってきた。ボロボロのマントを羽織った、怪しい風貌の男だった。
彼は酒場に入り、酒を注文した。一杯だけで終え、すぐに出た。翌朝、酒場の裏手で男は死んでいた。一体何があったのだろう?
※要知識要素あり
12月開催の「終わりますか」問題に出したかったけれどちょっと間に合いませんでした。セルフオマージュです。
転載元: 「とある酒場にて【終わりますか?終わってました】」 作者: メラ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5274
禁酒法時代のアメリカ。
人々は酒を禁じられてもなんとかして飲もうと、もぐりの酒場が流行った。
そんなもぐりの酒場に一人の旅人が訪れた。いや、旅人ではなく、旅人を装った禁酒法取締官であった。
彼は一杯頼み、酒がやり取りされていることを確認すると、応援を呼ぶため、すぐに出た。しかし、男の不審な様子に気づいた店主は、こそこそと店の客(ギャング)に耳打ちすると、客は心得たように店を出て、男を背後から撃った。
取締官の男の死体は、店の裏に打ち捨てられたという。