And I am a material girl

毎週週末はお見合い続きのウミコ。
「ウミコさん、今度良かったらクルーザーに乗りにきませんか。他にも社長仲間とか楽しい連中がいっぱいきますよ。」「それかうちのタワマンのパーティールームでパーティーでも開きましょうか。銀座の寿司屋とか、星付きフレンチシェフを呼んで月１ぐらいいつものメンツでやるんですよ。」「自然がお好きなら、軽井沢の別荘をご案内しましょうか？近くに会員制レストランがあって、政治家の方とか芸能界の大御所とか、よくいらっしゃるんですよ。」
今週も先週夜戦先週と同じような男の自慢話を聞かされていたウミコだったが、あることに気付いた時、途端に目を見開いてキラキラさせた。何に気付いたのだろうか？

：これが夢だということ。

はあ…どいつもこいつも同じような話するな…先週会った奴と先々週会った奴とその前会った奴が混ざったみたいな奴じゃないか。ん？待てよ？本当に混ざってるぞ？っていうかこれ夢じゃね？目を思いっきり開けてみよう！

…やったー　夢だった〜〜　嬉しい〜〜
っていうか、夢でもこんなのばっかり見るようじゃ終わってんな、私…