カメオは美少年を見ると、太った醜い子供のことを思いだしてしまうという。
どういうこと?
転載元: 「みにくいニンゲンの子」 作者: KY太郎 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5259
「紅顔の美少年」…よく見られる表現である。「紅顔」というのは「若々しくて血色がいい様」であるのだが、字面が酒に酔っていたり、肥満だったりして顔が赤色である様を表現するのによく使われる「赤ら顔」に似ている。
さらに悪いことに、小学生の頃カメオには実際に「赤ら顔で太っており、顔も醜い」という特徴を持つ同級生がいた。おかげでカメオにとって「赤い顔」=「太ってて醜かった同級生」ということであり、そのイメージが「紅顔」という言葉にも適用されてしまっていた。
そういうわけで、カメオは小説で「紅顔の美少年」という表現を見ると「紅顔…?小学校の時のアイツ…じゃないよね、端正な顔立ちのイケメンってことだよね…」と、いちいち頭の中に浮かぶ映像を修正しなければならないのである。