【終わりますか？　リサイクル】Baby if I could change the world

予言者は言った。
「3年後の今日、この世界は終焉を迎える」と。

それを聞いたカメオは、柿の種を撒き始めた。

何故？

＊Q10外ｩーさんのリサイクルです。

「世界は〜〜〜〜〜　３年後〜〜〜〜〜〜　終焉を〜〜〜〜　迎えるのでぇす〜〜〜〜〜〜」
駅前広場。割れたスピーカーから、自称予言者の声が鳴り響く。
もちろん誰も気に留めるものなどいない。

しかし、その前を通り過ぎるカメオの耳には、「３年後」という言葉が引っかかった。

「３年後か〜　３年…なんかあったな．何だっけ？あ、そうだ。こないだJAで買ったタネ、
　『桃栗だけじゃない！柿も３年！促成ウミガメ柿！３年後には甘くてうまい柿が！』
　まだ植えてなかったな。
　今週末こそ植えなくちゃ！」

と、週末農園が趣味のカメオは、急いで農場に向かうのだった。

（桃栗３年柿８年って苗から数えるんじゃないのか、そもそも柿は普通苗から植えるだろ、JAで一般人がそんなもの買えるのか、といった点についてはノーコメントでお願いしますw）