閲覧者数: ...

戦国の流儀

[ウミガメのスープ] [闇&常駐]

長い旅を経て日本にやってきたポルトガルの神父。

ある集まりから辞去して宿へ帰る道。来日以来ずっと、通訳をはじめとする世話をしてくれているマツナガに言う。
「先ほどあそこにいたのは、この国の有力領主ご夫妻とその重臣ですね?」
「そのとおりです」
「それはいいのですが、もう一人いたあの人、あれはいったいどういう人ですか?」
「……神父。あそこには3人しかいませんでした」

そんなはずはない、自分はもう一人あの場にいるのを見た。神父はそう言うが、マツナガは首を横に振るばかり。

いったいどういうことだろう。


出題者:
出題時間: 2020年11月23日 20:05
解決時間: 2020年11月29日 22:00
© 2020 GoTo_Label 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「戦国の流儀」 作者: GoTo_Label (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5135
タグ:

「いや、黒い奇妙な服を着た人がいたでしょう」
神父のその言葉を聞いて、マツナガは笑いだす。
「ああ、そのことですか。歌舞伎にはああやって、劇の進行を補助する役目の人がいるんですよ。黒衣(くろご)といいます」
「なるほど、そうでしたか」
歌舞伎見物帰りの二人は笑いあって、ホテルへ帰っていった。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
Donate using Liberapay
Avatars by Multiavatar.com
Cindy