ありきたりで、どこでも手に入るような商品ばかり扱っているお店がある。
ところが、いくつかの特定の商品を買うためにそこに歩み寄ってきた客は、誰もが店の前で深々と頭を下げて商品を受け取っていくという。
彼らが手にするのは、例外なくありきたりでどこでも手に入るようなものばかりなのに、一体何故だろう。
転載元: 「当たり前に感謝すること」 作者: ゐずゐ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5113
その店の前には自動販売機が設置されている。
品揃えこそごくありふれたものだが、喉が渇いた歩行者にとっては問題ではない。
彼らは皆例外なくお金を投入し、ボタンで商品を選択し、そしてその場でお辞儀をするように頭を下げて足元の受け取り口から飲料を取り出していくのであった。