└(゚∀゚└)≡(┘゚∀゚)┘マツリダマツリダヒャッホーイ
などと、駅のホームで一人盛り上がって、不審者扱いされかけているカメオ。地元のお祭りは当面中止になっているのに、一体どうしたというのだろう?
転載元: 「お祭り騒ぎ」 作者: メラ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4781
要約:無事に子供が生まれて喜んでいる
「あなた、男の子と女の子、どっちがほしい?」
「そうだな、どっちもかわいいだろうけど、やっぱり女の子かな!きっとめちゃくちゃかわいいに違いない!」
「あらあら。名前はどうするの?」
「そうだな…名前は…マツリだ!可憐な名前だろう?」
「そうね。でも、楽しみはとっておきたいから、性別は、生まれてからのお楽しみね?」
そんな会話をしていたのはどれくらい前だろうか?カメオは今一秒でも早く病院に駆けつけたかった。ウミエが、予定日よりずっと早く産気付いたのだ。しかし、カメオは今日は出張で朝から県外に出ていた。なんとか仕事を終わらせたカメオは、急いで新幹線のチケットを買い、今か今かと、駅のホームで待っている。待つ間、必死に妻と、生まれてくる赤子の無事を願った。
Prrrrrr
突如鳴り響く携帯電話。それを震える手でとる。ウミエからだった。
「あなた、やったわ…女の子よ!マツリよ!私たちの子供、マツリが生まれたわ!」
憔悴仕切ったウミエの声。だが、それには確かな達成感が含まれてるように感じた。近くで、赤子の勢いよく泣く声がする。それをきいたカメオは思わず、
「マツリだ!マツリだ!ひゃっほーい!女の子だー!マツリが生まれたぞー!」
と駅のホームで諸手をあげて喜びまくった結果、駅員さんに「ちょっといいですか?」と連れていかれました。