理不尽な通報

男の注文に対し最初は断っていたが、とうとう通報することにした。
しかし、その結果、男に感謝されることとなった。なぜだろうか？

実話を元にした問題です。

<元になった話>
オハイオ州で911の緊急通報を受けました。オペレーターのティムさんがいつものように受け取ると、女性は、次のような話をオペレーターに投げかけます。
女性『ピザの注文をしたいんだけど、届け先は○○でお願いします』
一見すると、明らかに間違い電話。もしくはYouTuerか何かのいたずらかもしれない。一応オペレーターは、女性に確認をしました。
「ピザの注文のために911に電話を？」
『はい、アパート○○でお願いします』
このやりとりだけ聞いていると、完全にいたずら電話の流れ。ティムさんは彼女に間違いであることを諭します。
「ピザを注文をするのに、この番号は間違ってます」
というと、
『違うの！違うんです。あなたは分かってない』といたずら電話にはない女性の訴える様子。この時ティムさんは、女性が、911が誰かに知られては困る状況であることを把握しました。その後ティムさんは、ピザ屋のフリをして彼女の状況を知ろうと試みます」
「そこにまだ、誰かいますか」
『そうなの。Lサイズのピザが欲しい』
「怪我はない？」
『いいえ、いいえ、ペパロニでお願いします』
ティムさんは女性とのやりとりを受けて、緊急性の通報であることを判断。通報したことが悟られないようパトカーにサイレンを鳴らさずに現場に向かうように伝えた。現場に到着すると、女性の母親に家庭内暴力をふるっていた男が逮捕されました。