海之亀四郎(通称、シロ―)は個人で輸入雑貨商を営んでいる自他共に認める食通だ。
普段はよくローカルな食堂を中心に、独り豊かなランチを取ることも多いのだが、今はコロナウイルスの影響もあり、適度に自重している。
そんなわけで、彼はコンビニで昼食をテイクアウトしてきたのである。
シロ―「メインはこれ、唐揚げ弁当! …でも今日の本命は別にある」
シロ―「じゃん、期間限定のウミガメのスープ! もちろん代用ウミガメを使った安物なのだが、それでも買わずにはいられない!」
シロ―「後はお茶と、野菜サラダ、デザートにはプリンもあるぞ!」
シロ―「我ながら完璧なラインナップ。では早速、頂きます」
その後、昼食を取り終えたシロ―は気分が悪くなってしまった。いったい何故?
転載元: 「孤独のスープ」 作者: アルミニウム (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4682
昼食を取り終えたシロー。飯を食べた後はやっぱりアレだ。
彼は開封済みの割り箸袋に手を伸ばすと、あることに気付いた。
シロー「爪楊枝入り割り箸なのに爪楊枝が入っていない…そんなこともあるのか」
彼は気分が悪くなった。