「ようやくここまでたどり着いた…」
田中が1年かけてたどり着いた場所は宝の地図に描かれている黄金の間。
長い長い洞窟の中には転がって追いかけてくる大岩やトゲトゲがついた吊り天井、間違ったルートを踏むと崩れ落ちる足場、矢が四方八方から飛んでくる仕掛けなど、ちょっとした油断が命を奪う数多くのトラップが仕掛けられている。
それらの障害を全てくぐり抜けないとこの黄金の間にはたどり着けない。
そしてこの黄金の間には世界中から集められた秘宝財宝が山のように積まれているのだ。
「この財宝の為に頑張ってきた… 長い道のりだった」
しかし田中は秘宝財宝を持ち出そうとせず、トラップで発射された矢を拾い集めている。
一体なぜ?
※らてらてで瞬殺されたので改変して再出題。知っている人は口の中に拳が入るんだぜ自慢をしててください
転載元: 「田中「たどり着くまでに経験したこと…それが私の宝物です」」 作者: ダニー (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4650
簡易解説:自分の秘宝財宝を守るトラップを再設置する為
「ふー・・・これでこのロープに引っかかると、ストッパーが外れて大岩が転がる、と」
洞窟内の坂の上になんとか大岩を設置してストッパーで動かないように固定した田中。
「早く正解の場所に鍵を差し込まないと釣り天井のトゲトゲに串刺しになる、と」
岩屋根にトゲトゲをくっつけてロープて引っ張り、釣り天井の仕掛けを作る田中。
「んで、この俺の手描きの宝の地図通りにしっかりとした足場以外を脆い粘土で作って…ここを踏むと奈落に真っ逆さま、と」
「このボタン以外のボタンを押すと、矢が四方八方から飛んでくるように、と」
洞窟内に様々なトラップを仕掛けること一年。
ようやく自分の秘宝財宝を保管している黄金の間にたどり着いた。
「これでこのお宝が盗まれることはないだろう! これから忙しくなるぞ!」
そして田中は秘宝財宝を狙ってトラップに引っかかったトレジャーハンター達の死体の片付け、起動してしまったトラップの再設置などの作業に勤しむのであった。
「矢の仕掛けが一番稼働するなあ」