【肝試しますか？オマージュ】悪魔のフォアグラ

ある精肉店では毎月フォアグラの試食を提供することにしている。
言うまでもなくフォアグラは高級食材であり、実際これによって精肉店の利益は悪化しているのだが、何故このような催しをしているのだろうか？

No.9 おっさんの問題文のオマージュです

今日は月に1度のお肉の日！
そんなわけで、カメコはとある精肉店に足を運んだみた。
「らっしゃい！　今日はいい【肉】が入ってるよ！」
店内を見渡すと、なんと、驚くことに【フォアグラ】の試食を行っているではないか。
「あの、これ、食べちゃってもいいんですか？」
カメコは戸惑って店主に尋ねるが、店主はにっこりと微笑むだけだった。
いいのかな？　と思いつつ、カメコはフォアグラを試食することにした。

ファアグラと言えば鳥たちに無理やり餌を詰め込ませ、食う者にとって都合のいい肉にした悪魔の食い物だ。
こんな物を口にする奴は人間でなく悪魔に違いない。

ある日、精肉店のブッチャーは試しに買ったフォアグラを破格の値段で置いてみた。
しかし、それでも他の肉より値は張る。
「まさか、こんな邪悪な食べ物を、高い金を払って買おうとする悪魔はいないだろう」
ブッチャーはそう思っていたが、フォアグラは瞬く間に売り切れてしまった。
「嘘、だろ？」
ブッチャーは失望した。この世界は悪魔で溢れている。
こんな世界では肉にされた動物達が浮かばれない。
「俺が捌かなければ…」
ブッチャーは悪魔たちを呼び込むため、再度フォアグラを購入し、店頭に置いた。

そして、それを購入した悪魔たちを――飼育することにした。

正解

・次に【フォアグラ】にする【悪魔】を探すため