散り去る夢

皆が笑顔の中、亀太郎は１人渋い顔をしていた。

昔から漠然と、夢見ていた事があった。
それは周りでは多くの人が経験している事だ。
１度で良いから叶えたい夢。

しかし、俺にそのチャンスは巡ってこなかった。
畜生！弟の鶴次郎は２度もチャンスがあるというのに、、
俺にはチャンスさえくれないというのか．．．

悔しくて、妻にある事をお願いするも、協力を断られて夢は消えた。
これで歩くことはできなくなった。

亀太郎の夢とは何？

ヴァージンロードを歩く事

亀太郎の子供は男の子ばかりなので、
実子の結婚式でヴァージンロードを歩く夢は諦めざるを得なかった。