「このシュートが決まったら、よかったら僕と付き合ってくれませんか?」
そう言ってカメオが投げたシュートは…外れた。
しかし、カメコはカメオの告白を受け入れ、二人は付き合うこととなった。
…もしカメオが、とてもとてもシュートが上手だったら、二人は付き合っていなかったかもしれない。
何故?
転載元: 「複雑な乙女心」 作者: アメミヤ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4469
リングの縁をグルグル回るバスケットボール。
入るか入らないかわからないそのとき。
カメコは……
(………入って!!!)
自分が、シュートが入ってほしいと願っていることに気付いた。
付き合いたいのか、付き合いたくないのか。
自分の気持ちがわからなかったカメコ。
しかし、シュートが入るか入らないかわからない状況で、
「入ってほしい」と願っている自分に気づき、はっきりと自分の気持ちを自覚したのだ。
もしシュートがリングに擦りもせずスポッとキレイに決まっていたら、自分の気持ちがわからず、断っていたかもしれない。