AI(人工知能)が高度に発達し、日常社会にロボットが普及している近未来を想像してください。
現在、私たちはテクノロジーが急激に発展している「第4次産業革命」の只中にあります。今後、新しいビジネスモデルや、思いもよらなかった職業が生まれることでしょう。
しかし一方で、残念ながら、時代の波に取り残されようしている仕事もあります。2013年、オックスフォード大学に勤めるクレイとオズボーンは、「雇用の未来:仕事はコンピュータの影響をどのくらい受けるのか?」という論文を発表し、702職種について、コンピュータに取って変わられる確率を計算しました。つまり、今後「消えてしまうかもしれない職業」を推測したのです。以下の表をご覧ください(分かりにくい職業は割愛。補足あり)。
順位 | 確率 | 職業 |
---|---|---|
1 | 99% | テレマーケター(電話を使った販売活動) |
3 | 99% | 手縫いの裁縫師 |
5 | 99% | 保険事務員(保険書類の作成や保険商品の販売など) |
6 | 99% | 時計修理工 |
7 | 99% | 貨物運送業者(トラックの運転手) |
8 | 99% | 税理士(原文は:税務申告書類作成者」) |
11 | 99% | 図書館司書(原文:「図書館技術員」) |
16 | 99% | 営業職(原文:「受注係」) |
19 | 98% | スポーツの審判 |
19 | 98% | 銀行窓口係 |
24 | 98% | 出入荷、物流管理者(倉庫管理や商品の出荷準備など) |
27 | 98% | 自動車部品販売員 |
29 | 98% | 運転手(タクシーやバスなど) |
34 | 98% | モデル |
42 | 98% | レンタル店員 |
いかがですか。きっと近い将来、これらの仕事は全て淘汰されることになるでしょう。
……本当でしょうか?皆さんの水平思考を生かして、これらの職業を救済することはできないでしょうか?
【投稿フェイズ】6月21日(日曜日)〜6月28日(日曜日)
①上記の表から、職業を一つ選んでください。
②2030年に、その職業が活躍できるプランを提示してください。(〜400文字まで。プランの作成数に制限はありません)
【投票フェイズ】6月21日(日曜日)〜6月29日(月曜日)
①一人三票まで、本チャット欄か私への個人メッセージにて、優れたプランに投票してください。
※自分への投票や、同じプランに複数投票はできません。一票あるいは二票のみでも可です。
②「優れたプラン」の認定は、以下の要素を総合して判断してください。
(1)現実性があるか(需要はあるか等)
(2)意外性があるか(その発想はなかった等)
【結果発表】6月30日(火曜日)
投票を集計して、結果を発表いたします。最も票を集めたプランには正解を、次点には良質を付与させていただきます。このほか、疑問点などあれば、チャット欄に記入ください。必要に応じて、メモ欄で情報を追加いたします。
それでは。皆さまの水平思考を生かした救済プランをお待ちしております!
転載元: 「雇用の未来を切り開け〜10年後も輝く仕事〜」 作者: アシカ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4426
みなさま、AIの未来予測に立ち向かうという難題であるにも関わらず、機知に富んだ素晴らしい水平思考を披露してくださり、ありがとうございました!どなたも甲乙つけがたい、現実性と意外性を兼ね備えたプランだったと思います。それでは、結果発表に参りましょう。
準優勝は、同じ投票数を獲得したお三方です。
Q1 メラさん 「運転手」(タクシーの運転手)
Q3 GoTo_Labelさん スポーツの審判→野球の審判
Q8 ZENOさん 「税理士」
そして、この激戦を勝ち抜き、もっとも多くの票を集めたのは、この方です!
Q6 おっさん 「手縫いの裁縫師」
優勝したおっさんには、正解を、準優勝したメラさん、ゴトーさん、ZENOさんには、良質を差し上げさせていただきます。
どんなに科学技術が発展しても、決して人間の「想像性」や「創造性」は奪われることはないと、私は信じています。さらに先の2045年には、人工知能が人間の知性を超える「シンギュラリティ」が到来するという予測も存在しますが、そのような未来では、人間の思考の「柔軟性」や「発想力」も新たな進化を見せているのではないでしょうか。楽しみでもあり、怖くもありますが、やっぱり、未知の「ワクワク」を楽しんでいきたいものです。
それでは最後に、2030年も「ウミガメのスープ」が流行っていることを願って、この試みを一旦閉じることと致しましょう。たくさんのご参加、投票、本当にありがとうございました!