金メダルを獲ったカメコは次の日ごみに出した。
一体なぜ?
※一部要知識です
転載元: 「夜が明けるまで」 作者: メラ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4325
カメコは金メダルを獲ったその夜、婚約者の元へ報告しに家へ行った。しかし、驚かせようと事前に家に来ることを言っていなかった彼女が見たのは、婚約者の浮気現場であった。
一瞬呆然としたカメコは自分でも気づかぬうちにメダルをその場に落とし、そのまま逆上。婚約者とその浮気相手を殺害してしまった。殺害を終えたカメコは怖くなり一度自宅に戻るも、はっと気が付いた。
「メダルがない・・・」
婚約者の家でなくしたことに気付いた彼女は再び彼の家へ。そこで彼女は驚愕した。男の死体がメダルを握りしめていたのだ。既に息絶えてはいるがどうやら即死せず、最期の力をふりしぼって、彼女が落としたメダルを掴んだようであった。これが現場に残ったままだとまちがいなく自分が犯人だとばれてしまう。そう思って彼の手から回収しようとするが、びくともしない。死後硬直が始まっていたのだ。夜が明けるまでに回収しないと、明日彼の死体が見つかってしまうかもしれない・・・かといって彼の死体ごと持ち帰るのは危険すぎる・・・。
彼女は苦肉の策として、家にあったのこぎりで婚約者の手首を切断し、彼の手ごとメダルを持ち帰ることにした。
そしてメダルを握りしめた彼の手をごみ袋に入れ、次の日、ごみに出したのだった。